動画サイトや様々な音楽配信のストリーミングサービスが若者の生活の一部となったことで近年、35歳以下のクラシック音楽を聴く人々が増加傾向にある、という調査結果があります。その特徴は、ムードに応じて選曲された“プレイリスト”を生活の場面に合わせて流していること。「リラックスできる……」「集中力を高めたい時に……」「爽やかな朝に……」などといったプレイリストの再生数が伸びているのです。ゆえに作曲家名や曲名については知らないまま、これまでディープな音楽ファンでないと聴かなかったような音楽(例えばスティーヴ・ライヒや、コンロン・ナンカロウ(!?))を「朝の音楽」として気軽に聴いていたりするんだとか。
反面、「クラシック音楽っていいな!」と思っても、コンサートには足を運びづらいという声もよく聞きます。だって、作曲家名も曲名も覚えていないので、どれなら自分が楽しめるのか分からないし、2時間のコンサートをじっと聴いているのは「寝ちゃうだろうなぁ……」「子供がグズっちゃう……」なんて心配するのが普通ですよね。でもそんな方にこそお薦めしたいのが『サラダ音楽祭』。堅苦しくないコンサートも色々ありますし、特に最近流行りの「体験型のワークショップ」は、生でクラシックや芸術に触れるファーストステップに最適なんですよ。あなたが興味をもてる“体験”がきっとあるはず!

はじめに“曲”を作ってみよう!

まずは5歳~高校生を対象にした【作曲のワークショップ~自分の好きな「音」を見つけよう!〈エル・システマ作曲教室〉】。作曲なんて、高度な専門教育を受けないと出来ないんでしょ?と思いがちですが、約2時間のうちに子供たちが楽譜を書き、それをプロのミュージシャンが演奏した上に講評までしてくれるという夢のような体験が出来るワークショップです。

OK!オーケストラ

楽器や歌で“演奏”に参加してみよう!

続いては、大人でも子供でも大歓迎の【楽器体験 音を出してみよう!】です。普段は演奏どころか、触ることさえ難しいオーケストラの楽器を、演奏家が手取り足取りで持ち方や音の出し方を教えてくれます。
もちろん、歌の体験もありますよ。【歌のワークショップ~プロから学ぶ歌の基本!】では日本最高峰の合唱団のメンバーが本格的な発声方法を教えてくれますし、【合唱のワークショップ~みんなで一緒にSing !】では歌う楽しさを満喫することが出来るでしょう。

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“演奏”に合わせて身体を動してみよう!

音楽を聴いていると自然と身体を動かしたくなりますよね。2~6歳の【ダンスのワークショップ~コンドルズと遊ぼう、リズムでDance!】と、小学生~高校生/もしくは18歳以上が対象となる【ダンスのワークショップ~近藤良平とLet’s ダンス!】では、若者にも人気のダンスカンパニー、コンドルズのメンバーが音に合わせて身体を動かすことがどれだけ楽しいことなのかを、味わわせてくれるはず。また【バレエのワークショップ~みんなでアン・ドゥ・トロワ!】の小学生向けのコースではプロコフィエフの《ロメオとジュリエット》に合わせて踊り、18歳以上のコースでは日常生活にも役立つ美しい姿勢をプロのバレエダンサーから学びます。

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身体の動きに合わせて音楽と演奏が変化する“最新テクノロジー”

そして、最後にとっておきのワークショップ【バーチャルオーケストラを指揮しよう!】をご紹介。日本が世界に誇るYAMAHAの最新テクノロジーにより、あなたの指揮に合わせて東京都交響楽団が演奏する映像がリアルタイムに変化していきます。普段はなかなか出来ない指揮者体験をどなたにでもチャレンジしていただける最新技術にワクワクがとまりません!

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さて、ここまでいろいろなワークショップをご紹介してまいりました。【楽器体験 音を出してみよう!】【バーチャルオーケストラを指揮しよう!】などは当日ふらっと会場にお越しいただければ体験していただけますが、それ以外は人数に限りがあるため、事前申込制(〆切8月30日(金)18:00)となっていることにご注意くださいね。抽選ですので慌てず、よくご検討のうえでお申し込みを。その他の情報は、公式サイトでお確かめください。
こうしたワークショップが、音楽の“聴く”以外を楽しむきっかけとなりますように!

文/小室敬幸(音楽ライター)