「赤ちゃんOK! 歌ってOK! 踊ってOK!」そんなOKづくしのコンサート…… 本当にあるの? あるんです!
この「OK!オーケストラ」は、赤ちゃんからパパ・ママ、おじいちゃんおばあちゃんのご家族連れ、お友達同士のグループ、もちろん音楽ファンのお一人様まで、会場のみんなが一体となって、オーケストラの響きを思い切り楽しめるコンサートなのです。
ふつうのコンサートとどう違うのかというと、客席のみなさんが、音楽からもらった「ワクワク」や「ジ〜ン」や「ワオ」という感動で、思わず声が出てしまったり、身体が動いてしまってもOK!ってこと。じ〜っと動かず静かにしているだけが、クラシックの音楽鑑賞ではなく、もっと自由にもっと感じられる空間があったらいい。それを叶えてくれるのが、「OK!オーケストラ」のコンサートなのです。

昨年に続き、今年も迫力満点の指揮をしてくれるのは、大野和士さん。演奏は世界レベルの本格的なサウンドを聴かせてくれる東京都交響楽団です。そして司会は、子供たちの人気者、NHKの教育番組や大河ドラマでも活躍の小林顕作さんが登場。小林さんは客席のみなさんともコミュニケーションを取りながら、楽しく盛り上げてくれます。
オープニングは、広い世代から愛されているゲームの音楽、交響組曲『ドラゴンクエストV』の「序曲」で開始。だれもがきっと1度は耳にしたことのあるブラームスのハンガリー舞曲第5番は、今年もドキドキの「指揮者体験コーナー」があります。大野さんからポイントを教えてもらって、ステージで指揮を体験できる人も、その演奏を応援しながら聴く人も、なぜかみんなが一体となれる素敵なコーナーなのです。

OK!オーケストラ 会場を盛り上げる司会の小林顕作さん(2018年の模様)

また、プロコフィエフのバレエ組曲『ロメオとジュリエオット』では、近藤良平さんによるクールでユーモラスな振付で、女性8名によるスーパーエイト(サラダ音楽祭ダンサーズ)が力強いダンスを披露します。見ているだけでも楽しいけれど、みなさんも一緒に身体を動かしてもOK!さらに、同じ『ロメオとジュリエット』で、グノーの歌劇から有名なアリアをソプラノの竹下みず穂さんが歌います。同じ物語でも表現がどんな風に違うのか、聴き比べてみてみましょう。
「みんなで一緒に歌おう!」コーナーでは、「さんぽ」や「勇気100%」を歌い、思いっきり声を出してオーケストラと共演してくださいね。ディズニーのファンタスティック・メドレーで、夢のように楽しい時間が締めくくられます。生演奏の余韻に包まれながら会場をあとにするのも、素敵な思い出のワンシーンになることでしょう。

OK!オーケストラ 指揮体験コーナー(2018年の模様)

小さなお子さんにとっては、空気を伝わって身体に届くオーケストラの生演奏の豊かな響きは、言葉では表せない不思議な体験になるかもしれませんね。乳幼児連れの大人の方達にも、周囲への気遣いばかりで疲れてしまうのではなく、のびのびとコンサートという場を安心して楽しんでいただきたいと思います(ベビーカーのお預かり、授乳・オムツ替えのスペースもご用意。小さなお子さんの気分転換が必要なときは、途中の入退場もOKです)。
今年は午前と午後、2回の公演があります。お子さんのコンサート・デビューにもぜひ、いらしてくださいね。

文/飯田有抄(クラシック音楽ファシリテーター)